2022年01月14日
ふと思い出した時
寒くなると
岐阜は
たいそう雪が
降りました・・・
子どもの頃
戦後の事もあり
まともなお正月が
できませんでした
それでも母は
真っ白な割烹着をかけて
細やかなおせち料理と
お雑煮を用意して
くれました・・・
父が早く亡くなり
母も祖母も私を
大事に見守って
くれましたが
特にこの生地をみると
当時を思い出し
胸が熱くなり
ありがとうございました・・・
そしてしばし
布をさわっています・・・・
呉服のまり屋の思い
着物の残布は
仕立て屋さんに
お願いする時
「残布は多少に
限らず必ず
お返し下さい」と
加工伝票に
赤いゴム印を
押しています
そして
お客様に
お返ししています
一枚の着物と
残布は一体ですし
何か不都合が起きた時
残布が必要となります。
現に私の着物、長襦袢は
ツギツギです(笑)
あらゆるところに
残布が使われているのです
私は母の着物を
何回も着て
それを結婚してから
道行コートに仕立て直し
その後名古屋帯にしました
それでまだ残っているので
大事にしまうのは
その物自体母だからなのです
私の思い出だからなのです
過日
このセットが不思議な
所で発見しました・・・
布が歩く訳でもないでしょうに
すぐに目につく所にありました・・・
一枚ごとに思い出と一つの
物語があるのでホットしました・・・・
最近着物を全部捨てたと言う
お話を伺いましたが
何とかならないかなと思うこの頃
理解できないまま
黙って伺っていました
生活文化 社会文化が
大きく変わりつつある昨今
結論を出す事は難しいですね
まり屋だからこそできる事
もしかしてお役に立てる事
できる事かもしれません
着物相談承りますので
お気軽にお出かけ下さいませ
青い屋根の普通のちいさな家屋から発信
訪問頂きありがとうございました
白い雪が舞い散りましたね
冷たい空気本格的な冬です
お身体お大事にお過ごしくださいませ
Posted by おかあさん at 17:32│Comments(0)
│大切な思い出