2019年03月25日
お訪ねに応えて
観世紐 親子3人で作業してできた帯〆です
立てるとピンとして倒れません
房は寄り房でしゃきっとしてます
締めるときゅきゅときぬずれの音がします
お茶席で私の帯〆をご覧になり
「良い物を締めておられますね
それはなんという帯締めですか」
と聞かれました・・
私は自分の学び場や、出先では
職業を伏せていますので申し訳ないと思いましたが
「これは話によれば3人で組んだそうです」
「えっそうなんですか しっかりしてますね」
「ありがとうございます」
「おきものと色合いが良いですね」
この方は目利きの人だな思いました
何でもない会話の中に専門的な意味合いを感じる
そしてきもの愛好者ならではの評価は大事だと思いました
帯〆は高価だからいいとは限りません
又安いから悪いとは言い切れませんね
まず 色 組み方 模様 紐の幅など
考慮して帯に合わせる事が大切ではないでしょうか
一番に100%国産組み紐はお値段もしっかりしています
ただ組方により高価と思われた物でも締め方次第で
ゆるむ事もあります。絹でも海外品かもしれません
大勢の集まりの中で、締め方をお直ししてあげたいなと
思う事が良くあります
ただお値打ち価格でかなりお安い物は絹の素材で有るべきが
化繊の交織だったりしますので紐に対して吟味されると良いでしょう。
和服全体の〆 に 紐をきちんと結ぶ気持ちを
もって頂けると大丈夫かと思います
まり屋ではオシヤレな帯〆を帯に追わせてお勧め
させて頂いています
お気軽にお出かけ下さいませ。
ご相談承ります(お電話の上お越しくださいませ)
青い屋根の普通のちいさな家屋から発信
Posted by おかあさん at 20:25│Comments(0)
│帯〆ものがたり